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知っておきたい「保険」の話 ~10月より厚生年金の保険料が上がりました。

10月より厚生年金の保険料が上がりました。


毎月のお給料の中から天引きされている「厚生年金保険料」。保険料はお給料の額に対して一定の率を掛けて決まっていて、その料率が2013年10月のお給料からは17.12%になりました。会社と従業員で半分ずつ負担をするので、実際の負担率は8.56%となります。2013年9月までは8.383%でしたので0.177%の負担増です。

例えばお給料の額面(標準報酬月額)が30万円の場合、2013年9月までの保険料は25,149円でしたが、10月からは25,680円になります。

「なんだ、あまり変わらないのね」と思う方もいらっしゃるでしょうが、この保険料率は2004年から毎年徐々に上がっていて、2017年には9.15%になることが決まっています。最終的にはお給料の約1割が年金保険料として差し引かれることになるので、結構大きな金額になりますよね。しかも日本はこの先、少子高齢化がますます進みますので、もしかしたらこの保険料がもっと上がるようになることになってしまうかもしれません。

お給料からはこの他にも健康保険料や税金、雇用保険料などが差し引かれていますし、40歳になったら介護保険料も払っていくことになります。お給料の額面からこのような負担額を差し引いた、いわゆる「可処分所得」は、お給料の額が変わらなければ減っていきます。また、消費税の増税や物価の上昇など、他にも私たちの負担が増える要因がありますので、今まで以上に家計のムリ・ムダを減らす管理が大切になってきます。

退職後に受け取れる国の年金(老齢年金)は、男性は昭和36年4月2日生まれ、女性は昭和41年4月2日生まれ以降の方は、受取開始年齢が65歳からになることが決まっています。この受取開始年齢についてもさらなる引き上げが議論・検討されていて、将来的には受取年齢がもっと遅くなってしまうかもしれません。国の年金だけでは足りない部分を、自分たちの老後は自分たちで守れるように今から少しずつ準備しておくことが必要です。

もし保険で準備をするなら、「個人年金保険」や「終身保険」で準備する方法があります。積み立てた金額に対しての受取額は、普通預金等で積み立てるよりは良い商品がありますが、決まった期間積立をしないと元本割れをしてしまうものが多いので、もし始める場合は長い期間積立ができる金額で始めたほうが良いと思います。

澤田 朗

執筆:澤田 朗  (FP事務所「FP EYE」代表)

昭和46年生まれ 東京都出身  2005年より生命保険や住宅ローン等、ライフプラン全般にわたるアドバイスを各家庭に行い、生命保険では現在まで約800人・延べ2,100枚以上の保険証券を分析し、適切な加入方法や見直しのコンサルティングを行っている。

 

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