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知っておきたい「保険」の話~家族のために加入する保険はどのように選べばいいのか?

家族のために加入する保険はどのように選べばいいのか?

生命保険にはたくさんの商品があり、保険会社の数は40社以上にのぼります。その中から自分に合った保険を探そうとすると、あまりの数の多さに途中でイヤになってしまうと思います。
ただ、たくさんある生命保険も、その「しくみ」によって大きく次の3つの種類に分けることができます。

1つめは「定期保険」。この「定期」は「定期券」と意味は同じです。半年や1年間は自由に電車に乗れるけど、期限が過ぎたら使えなくなりますよね。同じように、一定の期間だけ保障がある保険です。期限が過ぎたら保障は無くなり、保険料も戻ってきません。いわゆる「掛け捨て」の保険です。

2つめは「養老保険」。この保険のしくみは「定期保険」と同じで、一定期間だけ保障があります。期限が過ぎたら同じく保障は無くなるのですが、違うところは払った保険料が戻ってくるところです。昔の商品は戻ってくる金額が、払った保険料総額よりもかなり多かったのですが、最近の商品は戻ってくる金額は払った保険料総額より少し多かったり、商品によっては少ない場合もあります。「定期保険」とは違い「掛け捨て」ではないので、お金は無駄にはなりませんが、その分、毎月の保険料は高くなります。

3つめは「終身保険」。読んで字のとおり、保障は終身、一生涯続きます。保険料の払込方法は保障と同じく一生涯、または一定の年齢まで(例えば60歳まで)払うといった選択ができます。「保障はずっと欲しいけど、保険料はずっと払いたくないなあ」という場合には、退職予定年齢に合わせて払込期間を決めるのも一つの方法です。同じ保障(例えば亡くなったら1,000万円など)を準備した場合、保険料は「定期保険」よりも高くなりますが、「養老保険」より保険料は安くなります。亡くなった時の保障を準備する場合、必ず誰かが受け取ることになるので保険料は掛け捨てにはなりません。また、加入してから一定の期間を過ぎたあとに解約をすれば、それまでに払った保険料よりも多くのお金が戻ってくる商品もあります。

病気やケガで入院した時などの保障(医療保障)も、上の3つに分けることができますが、「定期タイプ」と「終身タイプ」が主流となっています。医療保障の場合、どちらのタイプも保険料を安く抑えるために、解約をしたときにお金が戻ってこない、または戻ってきても少ない「掛け捨て」の保険がほとんどです。
各保険会社から色々な商品が発売されていますが、このように3つのタイプに分けることができます。はじめに「ウチにはどのタイプが合ってるだろう?」と考えて、それから商品を選べば、頭の中も整理できるのではないでしょうか。
月々の保険料の目安ですが、おおまかに手取り収入の5~8%位が妥当だといわれていますが、先にお話したとおり、「掛け捨て」の保険と、「お金が戻ってくる」保険では、保険料が大きく変わってきます。安いから良い・高いから悪いということではなく、どのように保障を準備したいかを考え、その後に保険料がどれくらいかかるかを見て、「これくらいなら払っていけるな」と考えてはいかがでしょうか?

最後にお子さまにかかるお金ですが、将来の進路によってかかる教育費は変わってきます。お子さまが小さいうちは、毎月かかるお金は月々のお給料から出していくのが理想です。まとまったお金がかかるのは高校・大学の時期ですので、それに向けて今から準備されてはいかがでしょうか。月々の金額は5,000円・10,000円など、今できる金額でかまわないと思います。無理をして「毎月の生活費が‥‥(泣)」となっては本末転倒ですから。今後収入が増えたときなどに額を増やしていっても良いと思います。

注意点としては、「学資保険」などで準備する場合、途中で積立ができなくなった場合には払った金額よりも戻ってくる金額が少なくなる場合があります。今できる金額の半分程度を「学資保険」などで準備をして、もう半分は普通預金・定期預金などで積み立てをしておけば、何かお金が必要になったときにも対応することができます。

澤田 朗

執筆:澤田 朗  (FP事務所「FP EYE」代表)

昭和46年生まれ 東京都出身  2005年より生命保険や住宅ローン等、ライフプラン全般にわたるアドバイスを各家庭に行い、生命保険では現在まで約800人・延べ2,100枚以上の保険証券を分析し、適切な加入方法や見直しのコンサルティングを行っている。

 

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