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医療保険の選び方

ひとえに医療保険といっても、取り扱う保険会社によって保険料はもちろん、保障内容も様々です。 
例えば、手術した時に、「A社の医療保険からは手術給付金がでるのに、加入しているB社の医療保険からはでなかった」、長期間入院した時に、「日数限度を超えたので、途中で入院給付金が受け取れなくなった」等、いざという時に加入した医療保険によって明暗が分かれるので、そのあたりはしっかり把握して、納得して、自分にあった医療保険を選びたいものです。
(もちろん「○○の場合は受け取れない」ということをちゃんと理解していれば、それはそれで納得できると思います。)
 

医療保険選びのポイント

では、どんな医療保険を選んだらいいのか、ポイントは6つです。 
 

(1)一日あたり、いくらの入院給付金を受け取ることができるのか。
(2)1回の入院で何日まで保障されるのか。
(3)いつまで保障が続くのか。
(4)いつまで保険料を払うのか。
(5)入院・手術以外にどんな特約(オプション)がつけられるのか。
(6)どんな時に給付が受けられるのか。


これから、医療保険を探される方は、ぜひ会社のイメージや月々支払う保険料ではなく、上記のポイントを踏まえて、医療保険を選びましょう。
また、すでに医療保険に加入している方も、自分の医療保険を今一度チェックしてみましょう。

(1)一日あたり、いくらの入院給付金を受け取ることができるのか。
この部分は、医療保険のプラン選びで一番初めに決めることが多いので、1日あたりいくら受け取れるかは、皆さまご自身が多くの場合理解・把握されていらっしゃると思います。
1日あたり、5000円、10000円で設定されていることがほとんどです。(保険会社のパンフレットがその2プランを表示しているものが多いですから。)
ただ、この金額の設定にあたっては、入院給付金でどこまでカバーするかによって違ってきます。
「あくまでも治療費の自己負担分の補完と割り切る」か、「治療費に加え差額ベッド代も含めて考える」か、「治療費・治療費以外の費用も含めてトータルでカバーする」か、もちろん病気やけがの種類によっても医療費は異なりますが、納得のいく金額を選んでいただければと思います。
1日あたりの医療費(自己負担額)の平均は、16,000円
【出典】生命保険文化センター「生活保障に関する調査」(平成22年度)
※治療費・食事代・差額ベッド代等含む。高額療養費制度を利用した場合は利用後の金額

(2)1回の入院で何日まで保障されるのか。
医療保険の場合、1回の入院で入院給付金が支払われる限度日数が30日・60日・120日等と決められています。
平成20年の厚生労働省の患者調査によると、患者の平均在院日数は病気全体で35.6日と平成2年の44.9日に比べると、入院日数の短期化が進んでいますから、医療保険の1回の入院における限度日数も短くてもいいのかもしれません。
ただし、がん・心疾患・脳血管疾患という三大生活習慣病については入院が長期化するケースが多いようです。
「入院中にその日数が限度日数を超えたため、途中で入院給付金を受け取れなくなってしまった」ということでは、元も子もありません。
なぜなら、入院が長期化すればするほど、家計に関する経済的なダメージを大きくなってくるため、そうしたケースこそ資金的な備えとしての医療保険の価値が高まってくるからです。
そう考えると、長期化する入院に備えるだけの日数保障を確保することも必要です。 
また、最近の医療保険は日帰り入院も含め、1日目から入院給付金が支払われますが、従来の医療保険や医療特約では、「病気やけがで○日以上入院した場合、○日目から入院給付金が支払われる」といった日数の制限や、「一定期間の入院が伴わない手術の場合には手術給付金が支払われない」といった給付の制限がある商品もありますから、既に医療保険に加入されている方は、ご自身の医療保険の確認が必要です。

(3)いつまで保障が続くのか。
医療保険には、一生涯保障が続く「終身タイプ」と一定期間保障を確保する「定期タイプ」(期間終了後、自動で契約を更新することも可能)の2つのタイプがあります。
一般的に、病気やけがで入院する人は、高齢になるほど増え、また入院も長期化しますから、一生涯保障が続く「終身タイプ」を基本プランとしてお勧めします。
仮に定期タイプで加入していて、保険期間が終了して新たに保険に入ろうにも、月々支払う保険料が高額となる、既に病気をしていて新規加入できないといったケースも考えられます。
少しでも早く、終身タイプの医療保険に加入するというのが、トータルでの支払う保険料を安くすることができる、将来の安心を確保する秘訣です。

(4)いつまで保険料を払うのか。
終身タイプの医療保険には、一定期間保険料を支払う「有期払」タイプと一生涯にわたり保険料を支払う「終身払」タイプがあります。
もちろん、月々支払う保険料は支払う期間が長い「終身払」のほうが安く抑えることができますが、リタイアした後も引き続き毎月一定額の保険料を支払うというのは、しんどいものです。
ですから、できれば現役で働く期間中(60歳・65歳、遅くとも70歳)までに、支払いが終わるような設定をしておきたいものです。
ただ、40代半ば以降でそうした設定をすると、月々に支払う保険料が高額となりますので、無理のない範囲で保険料を支払う期間を設定しないと、月々の保険料が負担となり、結果的に保険料が払えず、「保険が切れてしまった」ということだけは避けなければなりません。
60歳、65歳までに保険料を無理なく払い込みが終われるよう、遅くとも40歳までには、そうした医療保険を確保することが重要です。

(5)入院・手術以外にどんな特約(オプション)がつけられるのか。
一般的に、入院や手術の際に給付を受けられるのが医療保険ですが、保険会社によって様々な特約(オプション)が付けられます。
例えば、「先進医療特約」(公的医療保険対象外の治療の際に、その技術料等が保障される)、「通院特約」(入院後の通院治療の場合に給付金が支払われる)、「女性疾病特約」(文字通り、女性特有の病気による入院や手術の場合に給付金が支払われる)といったところが、代表的なところです。
なかには、がん・心疾患・脳血管疾患という三大生活習慣病の場合、一時金を受け取ることができたり、入院給付金がプラスして保障される「三大疾病特約」、入院した際に差額ベッド代がかかった場合に一定額を支払う「差額ベッド代特約」、三大疾病等所定の状態になった場合以後の保険料支払いの必要がなくなる「保険料払込免除特約」といったものが付けられる商品もありますから、皆さまご自身の心配事に応じて、そうした特約を検討してみるのもよいのではないでしょうか。

(6)どんな時に給付が受けられるのか。
もちろん、病気やけがで入院や手術をした際に給付金が支払われるのが医療保険です。
ただ、手術については、保険会社によってその範囲が異なるってご存知でしたか?
例えば、手術をしたのに手術給付金を請求したが支払われなかったということもあるのです。
詳しくは各商品の「約款」で確認していただきたいのですが、88種類の手術について対応している商品、88種(項目)の手術に加えて公的医療保険に連動して支払われる商品、公的医療保険に連動して支払われる商品の3つに分類されます。
88種(項目)の手術に該当しないとしてよく指摘されるのが、扁桃腺の手術や骨折の際プレート・ボルトを埋め込んで、それを取出す手術(埋め込む手術は給付の対象)です。
また、「公的医療に連動した」といっても、抜歯や創傷処理といったものは給付の対象外です。
どんな手術の場合に支払われないかは、しっかり確認する必要があります。
 
では、どんな医療保険がいいの?と思われた皆様へ

ひとえに医療保険といっても、いろいろありすぎてよくわからないってご意見を多くいただきます。
でも、ちゃんと理解して加入しないと、後々、いざという時に明暗が・・・。
少なくとも、医療保険の保障内容は皆同じではないですから、当サイトをご覧になっていただいた皆さまには、じっくり調べて、選んで納得のいく医療保険を選んでいただきたいと思います。

当サイトでは複数の保険会社の複数の商品を取り扱っている保険の相談窓口をご紹介しておりますので、お近くの相談窓口で一度じっくりとご相談されてみてはいかがでしょうか。皆さまの納得のいく、満足のいく医療保険・がん保険選びをお手伝いさせていただきます。
まずはご気軽にご相談ください。 

執筆:榎田 光浩  (ファインドイット株式会社ゼネラルマネージャー/ファイナンシャルプランナー)

生命保険会社数社にて、営業・企画・マーケティングの各部門を経験し、2011年2月より現職。
現在は保険代理店の運営及びコンサルタントとして企業向けセミナー、FPとして個人向けセミナーの講師を多く務める。

 

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